体の疾患が原因で起こる口臭というのは、実は全体の一割に過ぎません。
その多くは、口の中に原因があって臭いがするのです。
その一割に気づかずに、一生懸命口内ケアをしている人もいるでしょう。
稀ではありますが、もしかしたら……ということも念頭に入れておく必要があるでしょう。
例えば、抗ヒスタミン剤は一般的にアトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎などの治療薬に使われていることが多く、飲んだ方はよく分かるかもしれませんが、副作用として、眠気を起こしたり口が渇いたりすることがあります。
口臭を抑制する機能があるのですが、口の中が渇いてくると、口の中のバクテリアや食べ物のカスを洗い流してくれる唾液の分泌量が減少するため口臭が発生しやすくなります。
また、免疫力が低下すると口腔内で細菌がより増殖しやすくなり、これも条件が整ってしまうことになります。
もし、口の臭いや眠気などの副作用があまりにも気になるようであれば、医師との相談で服用方法を考えた方が良いでしょう。
多量の鼻水が原因で起こる慢性的な鼻づまりは鼻が機能しないほど悪化することが多く、口で呼吸するようになるため、口の中が乾燥しやすくなるのも特徴の一つです。
また、鼻水の濃度が高まり、黄色い鼻水が出やすくなることも慢性鼻炎の症状です。
鼻づまりで鼻から抜けなくなった鼻水は鼻の奥から口に向かい、痰や口の臭いを引き起こす原因となります。
そしてそれは、生活にも多大な影響を及ぼします。
口呼吸は鼻呼吸に比べて効率が悪く、口を開けている時間が長くなるため、口の中が乾燥してしまいます。
この口の乾燥は、鼻から口に流れ込んだ濃い鼻水とともに強い臭いの原因となり、対面する相手に不快感を与える原因にもなります。
鼻づまりによる集中力の欠如は、記憶力の低下だけでなく注意力の散漫を引き起こし、思わぬ事故の原因にも繋がってしまいます。
以下ではアレルギー性鼻炎による口臭とともに、身体の異変によって起こる口臭の種類について説明しています。
インターネットでも、同じ症状でお悩みの方々が情報交換を行う掲示板など、口コミ情報がありますので参考にされてみて下さい。
アレルギー性鼻炎による口腔内の不快感や口の臭いで悩んでいる方もいるようです。
人によっては、職場や家族も含め人間関係での悩みも深刻といえます。
「臭い」は身体の異変に伴う重要なシグナルを発している場合も稀にあるので、以下を参考にされると良いでしょう。
【タイプ別口臭一覧】
●甘酸っぱい・リンゴの腐敗臭のような臭い
糖尿病や、間違ったダイエット法をおこなっているときの臭い。
●腐敗した卵の臭い
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などのときの臭い。
●ネズミ臭・カビ臭
肝機能の低下、慢性肝炎などのときの臭い。
●腐敗した肉の臭い
口内炎、歯肉炎、歯周病、蓄膿症、鼻炎、扁桃腺炎、肺炎、気管支炎のときの臭い。
●アンモニア臭
腎機能低下、尿毒症のときの臭い。
【耳鼻咽喉系の疾患】
鼻が原因の場合もあります。
アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎、慢性の扁桃腺炎、咽喉頭のがんでも「臭い」は発生します。
鼻水が喉や鼻腔にたまりばい菌が繁殖、炎症を起こし、強い臭いが口を通って出てくるのが原因です。
この場合、耳鼻科での治療をすることで改善されるでしょう。